4年生が福祉体験を行いました(9月9日・16日)
4年生は総合的な学習の時間で、「福祉」について体験を通して学んでいます。9月の間に「点字体験」「手話体験」「車いす体験」と3つの体験をしました。障がいのある方々の思いに、少しでも寄り添えるよう、学習を進めています。
第1弾は「点字体験」です。ボランティアクループ「ありんこ」の皆さんに来ていただき、身の回りに実はたくさん点字が使われていることや、点字の生まれた歴史、そして、6つの点の組み合わせで点字を読むことができることについて丁寧に教えていただきました。実際に、真っ白な紙に打たれた点字は指で触りながら読むのには慣れが必要ですが、6つの点の組み合わせのルールを理解した子どもたちは、少しづつ読むのが早くなっていきました。
第2弾は「手話体験」で、ボランティアグループ「あゆ」の皆さんに教えていただきました。初めに耳が聞こえにくいことで、どんなことに困るのか考え、実際にろう者の方に実生活で困ることについて教えていただきました。また、手話以外でも気持ちを伝えあう手段があることや、簡単な手話もいろいろと教えていただき、手話による会話にも挑戦しました。
第3弾は「車いす体験」です。たつの市社会福祉協議会の方に来ていただき、車いすの使い方や後ろからサポートする時、気を付けたいことなどについて教えていただきました。その後、実際に車いすに乗って校舎の中や運動場を動いてみたり、後ろからサポートする体験をしました。小さな段差が大きな障害物になっていたり、車いすの取り回しがなかなか難しかったりと、体験をすることでたくさんの発見がありました。
3つの体験はどれも貴重な体験でした。実際に五感を通して感じたり考えたりして、相手の立場に立って考えることにより、たくさんのことを学ぶことができます。障がい者のある方々がみんなと共に生きる社会について、自分なりの思いを深めてくれていました。体験を支えてくださった社会福祉協議会やボランティアサークルのみなさんに、感謝申し上げます。ありがとうございました。